だいぶ昔にタムロン記事を載せた覚えがあります。しかも去年の１０月。今更・・・と思います？　どうもこの会社、１２月決算ぽいんです。

 　株式会社タムロンは7日、2006年12月期(2006年1～12月)の連結業績を発表しました。売上高は636億8,500万円(前年同期比6.8%増)、営業利益は66億2,500万円(37.9%増)、純利益は40億2,800万円(20.5%増)・・・。最近の不景気とは反対に増収増益です。しかも、コンシューマ事業で業績を牽引しています。中でも、写真関連事業が売上高172億8,700万円(15.9%増)、営業利益27億9,200万円(56.1%増)と顕著。レンズ関連事業も増益となっているものの特機その他事業は減益となっています。

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　この背景にはデジタル一眼レフカメラの出荷増によるものが大きいわけです。以前のエントリにも書きましたが、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)のレンズモジュールと一眼レフカメラ用の交換レンズでは単価も利益率も大きく異なります。また同社はケータイ向けのモジュールも出荷していますが、なんだかんだ行って旨みのある分野は「交換レンズ」と言うわけです。デジイチの市場はしばらく拡大傾向となりますから今期決算も期待できそうですね。

 　ただ、モジュールとリテールではそれぞれにメリットもあればリスクもありますから、なんとも言い難いのは確かでしょう。同社の新製品レンズもデジイチ新規購入者に対する需要喚起も期待できるので頑張って欲しいところです。

 　といいつつも、だめ狼はタムロン製レンズを持っていませんが(汗)。

　なお、同社は2006年11月13日にJASDAQから東証一部に上場している。当期の年間配当金は、前年同期より7円50銭高い40円になる見込みとのことです。

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