相場の流れ。
2007年11月5日
先週は円売りドル売りとドルエンポジション的には微妙な状況でしたが、週明け月曜ではこれまた微妙な流れがありましたね。日経平均の動きもですが、議事録要旨や発言を見るだけでは、「どうせいっちゅうねん」みたいな感じがあります。
さて、政策決定会合前にいうのもナンですが、政局の混乱に乗じて利上げっていうシナリオ、どうっすか?
実際問題、日銀は利上げしたくて溜まらないわけですが、政府からのとおまわしーな圧力にいやな感じを受けているのは事実でしょう。昨今の政局混乱に乗じて利上げするなら今しかないと思うのです。
実際政府税制調査会(税調)などでは、増税関連議論が一転し凍結され、むしろ減税になびくような風潮になっています。どさくさに紛れるにはちょうど良いタイミングだと思いますし、国内指標だけで考えるなら、とりだてて悪影響が出ているものも見あたりません。
これが、来月になれば、国会前ともなりますし、与党は世論に敏感となり税制改正に過剰反応するでしょう。企業としてみれば、利上げが与える影響という物に反応してきます。となれば、今かも知れないとダメ予想をしています。
つまり、12月より11月の方が利上げ障壁が少ないのではないかと考えたわけです。