その 暫定税の終演を…。

 「終焉」でも良かったのですが、道路族という国賊を一掃する必要があるとと考えると、彼らの茶番と人生の終わりについては「終演」と表するのがもっとも適当であろうとおもうのです。

 いよいよ、再可決への動きが見えますが、もし再可決となれば、一気に解散総選挙に近くなるでしょう。そうなってしまうと、今度は自民党に対して非常に厳しい風向きになるというのは予想できます。
 そもそも、再可決自体が出来るかどうかすら、怪しい事情になっています。一つは、自民党内の造反の動き。「道路特定財源とすべき」という点では、福田総理のお膝元では決議が保留となる事態。このあたりは「一般財源化」を主張している総理への配慮らしいですが。二つめは、公明党の動き。与党の「ガン」の公明党が、初めてまともな行動をとりそうな感じです。公明党は2005年の選挙の時に自動車税の減税を公約に掲げているらしく、それが今回実現したにもかかわらず、特別措置法の再可決に加わると自ら公約違反を犯すというなかなかおもしろいポジションに立っています。見ていて滑稽なくらいに。
 こういう背景から、再可決の動きが非常に厳しいと見えます。いずれにしろ、総選挙は近い訳ですが、再可決して解散総選挙しても、否決して解散総選挙しても、与党にとっては悲惨な結果にしかならないような気がします。支持者ベースで、道路族VS非道路族となれば、総数としては「非道路族」が上になりそうです。
 特別措置法(揮発油税)の期限切れは、こうなってしまうと民主党の非常に緻密な計算による功績といっても良いでしょう。