その 森林資源とコストの行方は…。
・トヨタグループが「パワーポイント」自粛令!?|News&Analysis|ダイヤモンド・オンライン
だめ狼はすでに10年以上コンピュータ関係に関わってきました。勉強していた時を含めると人生の半分くらい・・・(;・∀・)ハッ?。まだ若いですよ?
当然ながら、コンピュータ関係って紙を消費します。しかも、恐ろしいスピードで大量にw。
「デジタルメディア時代になり、ペーパーレスとなる」なんて、幻もいいところですよね。しかしながら、だめ狼の身の回りではペーパーレスをすすめ、減ってきた気がします。対外文書はメールかPC-FAX。FAXも受信企業によっては電子的に保存されていますからね。
一時期は、コンピュータや電子機器の普及によりそのマニュアルの印刷のためだけにかなりの紙が消費されていた物です。
このあたりは、最近CD-ROM化電子マニュアル化が顕著に進んでいる気がします。
本邦では古紙再生率が高いのですが、古紙再生コストを考えるとまっさらな紙がよいのか再生紙がよいのか・・・。だめ狼もペン字の紙なんてリサイクルに回しています。汚い字ですけど(笑)。
さて、ようやく本題ですが、トヨタグループが「あんま紙つかうな!」って流れになっているようですね。コンピュータ化がすすみ、ツールが用意されてくると、なぜかプレゼンなどの枚数が増えていきます。真の狙いは「真の狙いは官僚主義の打破」と言われているようですが、今回はそこに振れません。これは、サービス残業の機会に。
主な要因として3つ考えられます。一つは、根拠となる資料を添付する必要があるからです。ただ、もう二つ目は枚数が少ないと「やる気が伝わらないのではないか」とか「内容がうすいと判断されるのではないか」というプレゼンターの思い込みによる強迫観念です。最後の三つ目は、作成者の表現能力・まとめる力の欠如です。
プレゼンテーション・企画書の本は多く出ていますし、大体は「見やすい文字」「カラー」「図解」という内容になっています。そうすると、下手な人が作るとただ枚数が多いだけで内容のない物が作りあがります。
だめ狼が企業の企画部にいた頃は「A3」1枚または「A4」1枚で表現することが鉄則になっていました。企業経営者クラスに提示するためには「ぱっとみてすべてがわかること」「時間のない人にわかってもらうこと」が要求されました。なので作るパンフレットも基本的には見開きにすべてを凝縮します。また、これをするメリットは制作時間が短縮化され印刷コストも下がるというものがあります。
だめ狼は中小ベンチャーにいましたから、コスト削減とスピードはかなりの厳しさで要求されていました。なんせ、「明日の昼に使うから用意するように」と言う指令が前日夕方に入って作り上げるくらいの仕事をチームでしていました。当然、校正・チェック等もありますから。
「社内の意識はまだまだ甘い。昔は1枚の紙に(用件を)起承転結で内容をきちんとまとめたものだが、今は何でもパワーポイント。枚数も多いし、総天然色でカラーコピーも多用して無駄だ」
とありますが、私の知る限り「起承転結で内容をきちんとまとめ」ることを指導した本や経営陣にお目に掛かったことはありません。今も昔も、経営者などは忙しいですから「結論から言え!」と言われた物です。また、名経営者と謳われる方の本などを読んでも「起承転結で内容をきちんとまとめ」ることを推奨した物に巡り会ったことがないのですけど・・・。「起承転結」で内容を伝えるのが「トヨタ式」なのでしょうか?
いずれにしても、内容を的確にまとめて表現することは、ビジネス能力も必要となりますし、省資源、労働コストの短縮にもつながるので、私もオススメいたします。ただ、「内容を的確にまとめて表現すること」は実践も必要ですから、それを指導する人間も適切である必要があります。
昔はだめ狼もいろいろだめだしされてきました(笑)。