その 家計簿の付け方は…。
先月書いたときは、資産・債務調査に振替設定、科目設定だのいろいろ準備していましたが、一応今月から本運用にしました。
本格的につけるなら「家庭決算書」あたりが便利そうだったのですが、「わが家の家計簿 がまぐち君v3 Super」に落ち着きました。実は「記帳風月」が最初実用候補だったのですが、費用や科目数が多くなると一覧性に欠けるという欠点があり、これが致命的で泣く泣く除外。この点以外はよくできたソフトだと思います。あと、口座管理も収支管理も簡単がいい場合は「シンプルな家計簿(仮)」でしょうか。やはり「シンプル」です。
選定基準は少なくともPalmの「Cash Book」と同等程度の機能を有することでした。これ、意外と便利で、いつでもどこでも記入と確認が出来ます。PC用の連携アプリがあれば一番よかっただろうと思うソフトですね。
で、「わが家の家計簿 がまぐち君v3 Super」の集計と通帳がべんりです。予約機能は使い勝手がいまいちですね・・・。全体の速度も気には掛かりますが、何とか我慢できる程度ですし。掲載している画像は、だめ狼が設定している勘定科目です。固定資産があれば、それを設定し評価勘定を用いることで減価償却も応用できますし、評価勘定や費用科目を用いて時価会計・減損会計も何とかなりそうだったので。
ここからちょっと、家計簿をつける場合のTips。「わが家の家計簿 がまぐち君v3 Super」だけじゃなく、口座管理と科目管理が出来るソフトならこのあたりのやり方は共通です。
さて、だめ狼は月末締めの12月決算に設定してあります。日常生活においても末締め引き落としというのがあると思いますが、引き落とし日に認識するとちょっと計算上好ましくありません。たとえば、5月末に家賃が口座振替で引き落とされるとします。たいていの場合、振替日が休業日の場合、引き落としは翌営業日となります。この場合、6月に5月分家賃が引き落とされます。また6月の家賃は6月に落ちるので、6月度は2ヶ月分家賃を払い、5月は家賃の支払いがないことになります。これを月次決算で見ると収支に偏りがでて、月ごとの費用収益が適切に計算されません。企業会計と同様に、発生時に認識をすることがよいと考えています。
だめ狼はどうしているかというと、簡単に言うと暦通りに支払いの処理をします。但し、ちゃんと未払金勘定を使用します。仕分けると
1)家賃 / 未払金
2)未払金 / 引落口座
な感じになるように、予約処理をくみます。1)は「支出」、2)は「振替」の項目で用意し、1)は暦通り(毎月末日)、2)は翌営業日と設定することで、費用認識が適切に処理されると言うわけです。
トリッキーな支払い方としてカードと商品券/現金を併用し、支出を任意の費用で分割することがある場合も同様に「仮払金」を使います。たとえば、総額10000円で、内商品券6000円、カード4000円で支払い、食費3500円、日用品2000円、医薬品等4500円とする場合。
1)仮払金 / 有価証券
2)仮払金 / カード
3-1)食費 / 仮払金
3-2)日用品 / 仮払金
3-3)医薬品等 / 仮払金
と言うように処理します。3)は「支出」のレシート入力で十分機能します。
同じような考え方で、税金の一括払い(国民年金の年1回払いや、保険の1年一括払い)を期間配賦することが出来ます。同様に、毎月積み立てて一気に支払うような物(修学旅行積立金)、または半期に一度支払う物(大学の学費とか)などにも応用は出来ます。
あと、水道光熱費の詳細は「TH69の単価で比較!光熱費」にしました。「日ごとに単価が出せる」といううたい文句ですが、過去数年にわたっての比較や集計・計算処理が秀逸だと判断しました。
突然の書き込み失礼します。
「単価で比較!光熱費」で検索して参りました作者のTH69と申します。ご使用頂いているようで嬉しく思っております。
それで重要なご連絡なのですが、「単価で比較!光熱費 Ver.3.5」に数式ミスが発覚したため、新バージョン Ver.3.6 をHPにアップしましたので、ご面倒ですが更新をよろしくお願いします。
また使ってみて頂いて何かご要望・ご意見などございましたらお知らせ下さい。今回はご迷惑をお掛け致しましたことをお詫び申し上げます。
○http://www.eonet.ne.jp/~th69/pasokon.html