今年の反省会。

 さて、念頭に見通しを発表しておいて、途中軌道を修正しつつ、10月で刈られ、11月でとんでもない人生になり、12月でまた底辺をさまよっている状況に陥っていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

 今年は東京市場は27日から翌月4日までの9日間は機能不全となりますし、諸外国でもこの微妙な状況下では同様に機能不全に陥るところも多いのではないでしょうか。つまり、薄商い。この状況下でトレードする勇気も魅力もお金もないですし。だめ狼的には今年の業務は収束させています。莫大な損失と友にorz。
 10月のショックは確かに大きかったものの、自己の未熟さ故に招いてしまった失敗でした。
 それまでの見通しは、外れず当たらずという微妙なものばっかりでしたが、11月からの相場の見方はちょっと変わりました。相場だけでなく、皆さんの生活を見る目も変わったのではないでしょうか?
 はっきり言って11月からの流れは、テクニカルどころではなく、ファンダどころでもなく、パニック的なものと人為的なものを感じてしまいます。確かに報道は「すさまじい感じ」を話していますが、実際はそうでもなかったりしています。円高で損失を出す企業もある一方で、輸入産業ではプラスになっていますし、加工貿易産業では影響は軽微です。
 むしろ、需要の減少の方が課題でしょうか。
 冷え込んだ消費者マインドで、コンシューマ産業は厳しいでしょうし、それを支える流通や卸といったB2B産業へ波及し、全体を押し下げます。これがまた負のスパイラルを産む状態になっています。
 だからといって、この状況下で打って出るのはどういうところでしょうか?
 まずは、この時をチャンスと思えるポジティブさが必要です。そして、ビジネスにつながる「なにか」を見出していること、市場の余剰人員を上手くピックアップする機転です。
 このような状況下でも当然、成長企業はあります。また調達コストが下がっている今、物的資産などを低コストで調達することも可能です。そして、市場にあふれた人員のなかには優秀な人材が混ざっています。こういった人材をピックアップするのも才能が必要でしょう。今なら、比較的簡単に調達できますし、買い手市場です。
 市場についても、ドルエンの下げっぷりをチャンスと取るか、リスクと取るかは分かれますが、長期保有であれば別に買っても良いかもしれません。個人的に一番興味あるのは日本株です。これは安すぎる水準だと思います。まちがっても17000円までしか上がらなくてもキャピタルゲインは2倍。ただ、1年後か5年後かは、だめ狼には解りません。
 さて、こういった「100年に一度の云々」といって、「なにやら凄いことになっているぞ」と自分から責任を手放したくなる気持ちはわかるのですが、元凶というものはありますから・・・。でも、この「100年に一度の云々」の時に相場に関わっている(トレードやウォッチャー)のって、貴重な体験ですよね。ほんと滅多にない状況を活きているわけですから、なんか、すごいですよ。
 気分はちょっと飯島愛(ぉぃ。
 いずれにしても、今年経験したものは貴重でした。元議員さんと会ってみたり、大引越も初めてでしたし、強制ロスカットも滅多に味わえませんでしたし、ポン様おばちゃんの話さえ懐かしく思えます。よくよく考えると結構いろんなコトがあった一年であります。
 でも、まだ終わっていません。今年はもうちょっと残っています。まだ諦めずに出来ることを見つけて、変えられるところは変えていきたいと思っています。