その この国の政策に…。
2009年4月11日
日本通貨「円」が基軸通貨にならない理由はいろいろとありますが、遊ばれているのも見ていて癪です。
さて、この円という通貨は90年代初頭までは世界から見向きもされなかったわけですが、金融破綻による金融機関救済のためのゼロ金利政策により、世界から注目を集めるようになりました。
そう、それが「円キャリートレード」の始まりです。
円キャリーのスタートは国内政策によりますが、キャリートレードの動向を把握できないのは国策としての失態と思います。財務省を含め、動向を点検しながら必要な情報を集める体制を解くって行くことが、正しい経済政策と、対外的な信用につながるものと考えています。
また、為替政策についても、外国為替特別会計以外で目立った政策を見たことがないのには何故でしょうか。そもそも、為替政策全般を担う部署がないのも問題でしょう。日本は国際経済について、なんら興味がないと言うことの表れと言っても良いぐらいのミスだと思います。
戦後、輸出ビジネスによって成長した国内産業については、為替自由化の時点で外国為替専門部門を立ち上げ、見守っていくのがベストだったのでしょう。現在においては、国際社会に於いて、為替政策についての発言すら聞かなくなりました。
輸出・加工ビジネスに上で、為替レートについては非常に重要ですし、企業会計に於いても無視できるモノではありません。為替操作をするというのではなく、外国東京都の調整、経済原則に基づいた動きを尊重しつつ、動向や対策、ヘッジ等の対策などを含めた、より専門的な機関の設立と育生が、今後の本邦経済を担う上で大切なことではないかと考えています。