その レバレッジ規制の行方を…。
2009年6月29日
本邦の外国為替証拠金取引に於いて、昨今話に上るのは「レバレッジ規制」です。取りが気無かったのは、規制推進派と慎重派の意見に一定の理解が出来るコトと、個人的見解のまとまりが無かったことです。
で、だめ狼思うのですが、利用する証拠金に応じてレバレッジを規制したらどうかと。
例えば、証拠金1万円までなら400倍、2万円までなら300倍、10万円なでなら100倍とか。口座開設後の取引実績を計数として、これらと掛け合わせることで、ある程度の融通を持たせつつも、規制の網をかけることが出来ると。
監督機関は最低条件だけを定め、各社がその範囲内で行うといった「現在のタクシーの値決め」方式にしたらどうかと。今は大体レバレッジは各社高いわけで、端から見ると堅調業者の低レバレッジ(50倍まで)や高レバレッジ併用、または高レバレッジ型の業者に分かれるわけで、高レバレッジ業者の最大レバレッジは一部を除いて400倍程度になって、足並みはそろっているように見受けられます。
どうせ、規制をかけてもかけなくてもレバレッジの上限は各社そろうのであれば「50倍まで」とか一律で決めるのではなく、複数要因で決定し、それ以外(スプレッドなど)で各社が競争できればいいじゃないかと考えています。
正直、400倍とか600倍とか・・・行き過ぎ感は感じますし、投資者資産保護の観点から見ても必要だと思います。「自分の資金だからどうでもいいだろ」といっているなら海外でやっていただきたいわけです。
こういった制度がそろっていかないと、税制改革(雑所得区分の見直し)が進まないという問題も残っています。