水俣病救済法というものが出来たそうですが、それもまた問題を呼んでいますよね。

　結局どんな法律を作ったところで、不満を持つ人がいるわけですから、みんなが賛同するものは作れない中で、いかに妥協点を探っていくかが、交渉の極みかもしれません。幸いにも、だめ狼はこんな難しい問題に直面したことがありませんが、つねづね考えさせられます。

　ただ、だめ狼が感想として言えるのは「チッソの分社化は反対」ということだけです。

　地元である水俣市のチッソは、地元に根付いていて、全市民の2/3がなんらかで関係しているという、いわゆる支配的大企業です。これが故に、公然と認定申請を出せない(出すとチッソに知られる)という問題もあるそうです。中には「これ以上さわがないで欲しい」といえ(読売新聞)。

　さて、そんな水俣市はとても大きな市ではないのに新幹線が止まっています。一部の話ではお情け行政らしいのですが・・・。