その 国内消費者の感覚は…。
2008年12月19日
昨今は、景気不安・雇用不安、食品偽装と消費に対して落ち込みも良いところになってきています。
ハイパーインフレの後にはハイパーデフレ状態に落ち込んできてしまいました。賃金は下がり、景気は悪くなり、一部製品はかなりお手頃になってきています。それでもなお、状況はよいわけではありません。
一般のニュースなどでも恣意性を感じざるを得ませんが、売り上げの動向を見ていると、先月は電器各社は白物家電に力を入れていると伝わってきていました。実際、電気店でも白物家電の売り上げは上々のようです。
また、食品に関しても消費者と業者の間でなかなか意識の溝が埋まらない状態が続いています。
インフレとデフレと景気悪化と雇用不安のなかで、消費者は安価の製品を求めつつもり、日本製を求める状態になっています。安い外国産と同等価格の国内産を求めるのはなかなかに難しい状況ですね。
国内の食料受給率を向上させることと、生産コストを低減する方法を導入する良い時期なのかも知れません。価格帯はいろいろあっていいと思います。ニーズも所得者層も違いますから、当然だと思います。
また、輸入している諸外国との円滑な関係も無視することは出来ません。現実、中国の一部産業では日本ではなく、国内裕福層や欧米にシフトしているところも多々あります。
長い目で見た、食糧政策と貿易政策をしていくことが、この国と関係各国の成長と友好な関係を保っていく方法ではないでしょうか。