[DNN]電子マネー攻防戦。

[PR]DHC サプリメント期間限定キャンペーン/男性のためのサプリメント
 日経新聞の記事でセブン&アイ、電子マネー/クレジット/銀行カードを1枚に・08年メド-ビジネス-最新ニュース:IT-PLUS(NIKKEI NETの記事)というものがありました。
 或る意味、独自商圏をつくりそれぞれを含めて村や都市としているセブン&アイホールディングスグループ(以下「セブン&アイ」)ですが、小売(コンビニ・スーパー/SC)だけでなく、決済(クレジット/電子マネー)とファイナンスを含めたサービスと考えると一番先進をいっていると考えても良いでしょう。今まで世界を含めて地域独自通貨の成功例は非常に少ないものがあります。利便性にとってもメリットが無く、囲い込みといっても魅力がないといった多種多様な要因があるものと考えます。その中で独自電子マネー「nanaco」を導入するセブン&アイですが、小銭のいらない商品券感覚となれば一定のメリットはあるのでしょうが、Edy/Suicaが主流でかつiDの猛進の中でどの程度頑張れるのかは興味があります。マーケティングの成功例としてほぼ挙げられる「セブン&アイ」ですから、何らかの自信と勝算がなければ参入することは無かったでしょう。グループ完結型となっているこのシステムはどこまで受け入れられるのでしょうか?
 村通貨と共通通貨で使いやすいものは何か? 特定の店の商品券と共通商品券との違いなどを考えると、レートや利便性など差が出てきます。大きな違いはカバレッジでしょう。ただ、別の側面から見ると手数料が出てきます。囲い込んで共通にしてしまうと、手数料分の損失は無くなり、そのまま留保される。これが仮に1.7%として、満額払わなくて済むとしたらいくらになるでしょうか。他に、機器使用料や回線費用、入金サイトも関連してきます。
 面倒なので2007年予想数値を使ってちょっと計算してみましょう(ちなみに収益ベースでの計算です)。
営業収益 5,100,000(単位:百万円)
(コンビニエンスストア事業 2,220,000
(スーパーストア事業 1,750,000
(百貨店事業 1,000,000
(レストラン事業 130,000
nanaco利用の割合を次の通りにしてみます。
コンビニ事業 5%/10%
スーパーストア事業 30%/50%
百貨店事業 5%
レストラン事業 5%
 コンビニ事業であれば 111,000 / 222,000、スーパーストア事業は525,000 / 875,000、百貨店事業は50,000、レストラン事業は6,500がnanaco取扱高となり、合計はそれぞれ 692,500/ 1,153,500となります。これらのうち加盟店手数料を1.7%として計算した場合は 11,772.5 / 19,609.5 がそれになります。安く見ても11,772,500,000円が支払う手数料になります(汗)。117.7億円が手数料(汗)?!。そりゃ、いやがるわけです・・・。って、計算あってますか?!
 さて、これは全額nanacoで・・・という理想的な計算でしたが、共用リーダの整備もされるそうですから、他社電子マネーも使われると考えるのが自然でしょう。ここでも覇権争いが入るのかどうか・・・興味があるところです。業界最大手のセブン&アイで使えるかどうかはキーとなり得ます。Edy/Suica/iD/QuickPay/VISATouchなど、どれが搭載されるのかは気になるところではあります。セブン&アイでは「Edy」「Suica」「iD」「スマートプラス」など全対応を目指しているとはいえ、実際に間に合うのかは興味があります。規格自体がFelicaならば本来は簡単にできるはずなのですが・・・。NTTDoCoMoのFOMA基地局などがモジュール化されていますが、それよりも簡単かと思うのに・・・時間かかっていますよね。これについては技術的課題よりも政治的問題の方が大きく、今回は規模の原理によりGo!を出さざるを得ない・・・となりましょう。またポイント連携も視野に入っているようですから、いろいろな動きがありそうです。内部留保分があるnanaco方式の還元率についても気にかかりますが、他のカード類と同様のレートにしてもプラスになりますし、それ以上のレートにして囲い込むのも有りですね。また、クレジットカードとの連動によるオートチャージやクレジットカード版nanacoといった展開も考えられます。
 

ゆめがひろがりんぐ(・∀・)

 電子マネーのメリットといえば「小銭が不要」がメジャーです。他にも、現金管理の手間がかからない、おつりの受け渡しミスの低減、レジ時間の短縮などがあげられますが、顧客とのリレーションシップを向上するツールとしても有用とされています。
 電子マネーのチャージ方式としてあるのはチャージ機による現金チャージ、クレジットカードからのチャージ、クレジットカードで不足分を自動的に電子マネーにチャージ(オートチャージ)、そして使った分を後から払うポストペイがあります。現在カード会社でEdyチャージ分についてポイント除外、ステージアップからの計算除外などの動きが出ています。今のところMy Sony Card/SonyCard Gold年会費永年無料!OMCの「横浜・湘南パス」カード(Edy搭載)、KARUWAZA CARDなどでしょうか。楽天KC、Orico等一部の悪質な利用者により改悪が進んでいますが・・・。普通に使う分にはお得な電子マネー・カードライフを送りたいものです。
なんとかなるお(^ω^)。外為ランキング


[PR]狼、生きろ!ブタは死ね!君もIT時代の「蘇る金狼」になれる!1日15分で、ガッチリとした鎧のような筋肉を付けるチューブトレーニング