隙間時間と隙間趣味。
隙間時間が新しいビジネスチャンスを産む可能性というものは多分にあるのは周知の通りかと思います。
最近ではケータイ向けの動画配信サービスというのが多くできてきました。キャリアの公式コンテンツであったり、qlick.tvやニコニコ動画といったものまで様々です。
だめ狼はこのようなサービスはちょっとした間の時間を埋める「隙間サービス」として認知しています。
以前のエントリにも出てきましたが、ケータイ向けコンテンツとしてBLTLという分野が新しく市場を牽引する可能性がおおきく、マーケットもあることを指摘しました。ケータイ電話という身近なアイテムを使うことで、コミックや動画などを一人でこっそりと楽しむことが可能になっています。
今までのコンテンツ市場が大衆向けということを考えると、これらの内容は個人の趣味に合わせた隙間コンテンツとも言えるのではないでしょうか。
実際の書籍などは或る程度売れなければ商品化することもままならず、在庫の問題や再販の手間や重版などもいろいろと課題が出ますが、デジタルメディアの特徴がこれらの課題に健闘することになります。
・少量でも加工できる
・在庫の心配が要らない
・故に、再販や重版などの管理も不要
・必要なときに必要な人が勝手に買っていってくれる
・故に流通の心配もない
などです。
これらの特徴を考えると、大規模な企業だけでなく個人などの参入も容易となるでしょう。問題となるのは「課金」です。個人がキャリアのサービスになることは基本的に不可能ですし、代行業者を経由しても30%近い手数料を徴収されます。これでも良いという人には(・∀・)イイ!!媒体となるでしょう。
もう一つ課題としては、配信媒体がCPなどによって違うと言うことです。統一のフォーマットなどになれば個人やグループ(同人などを含んで)の参入により新しい活性化市場と成長することが考えられますが、今のところはハードルが高いと思います。ドコモ向けであればPDFにして配信することも十分考えられると思います。
ちょっとした時間に使うコンテンツやアプリ、サービスなどの開発は今後のビジネスチャンスとして魅力的だと考えています。