(草稿)人の話。
出来るビジネスパーソンやコンサルタントに必要な能力に、「人の話を聴く」能力と「人から話を訊く」能力、そして「人と話せる」能力があると思います。
これらについてちょっと考えたいと思うのです。
- 人の話を聴く
- 人から話を訊く
- 人と話せる
という項目は、通常「表現能力」や「コミュニケーション能力」と言われるものです。非常に原始的であり基本的な物ですが、これらが出来ていると思っている人はどの程度いるのでしょうか? 自分で出来ていると思っていても、端から見ると出来ていないコトです。
具体的にどういったことかというと、人の話を聴いて理解すること、人から話を訊きだし相手に理解させる、人から話を訊きだし必要な情報を得る、人に話を伝え理解しながら話をする・・・ということです。つまり、自分よりで話をしてはいけないということです。しかしながら、相手のことを理解し自己の表現が出来なければなりません。コンサルやSEと現場の人で「何を言っているのかよくわからない」という状況に遭遇した人は多いと思うのですが、これらの点が出来ていないからこそ発生します。
お互いに共通の意識=用語が出来ていないと話が通じません。まさに、日本語と英語で話しているようにひっちゃかめっちゃかになります。次に、「言いたいことだけ言って人の話を聴かない」とか「人に話をさせない」とか「寝ている」とか人としてどうかと思うような行動を取る人を相手にしなければならないときが問題です。
共通の意識が出来ていない状況でも、コミュニケーション能力があれば、お互い理解し、共通の意識の構築と理解ができます。しかし、それが出来ていない状況では、手を焼きます。
そんなだめ狼は日々勉強と思っています。実は中学のコロからこの点については日々勉強とおもっているのですが、結果かれこれ10年以上も日々勉強をしているのです。
この「表現能力」や「コミュニケーション能力」が欠如する状況というのは次の点にあると思います。
- 解っていない
- そもそも出来ない
- 意図的に妨害している
- 自分の話に熱中するあまり、欠如する
#4番目はコンサルやエンジニアなどにもいらっしゃいますが(笑)。
だめ狼は、「人の話を聴く」ことと「人に話をする」上で重要なことは「人に最後まで話をさせ、それを聴くこと」だと思っています。当然ながら、その話の中で解ること解らないことの区別や、そのほかの聴く態度(相づち)なとをした上でのことです。
一般に言語理解能力と表現能力を身につけたコミュニケーション能力を持つ人は、話している最中にどこまで理解してもらっているか、何処で疑問を持たれているか、などを相手の態度から読み取ることが出来ます。話を聴くと言うことは相手に自分の状況を合わせて伝える必要があるということです。
そして、それらの情報を元にこちらから話をしていくという、キャッチボールが自然と発生するわけです。演説や講演ではありませんから、ながなが話をするのはマナー違反と思って良いでしょうし、長々話さなければならないのは考えが纏まっていなかったり、表現能力が低い証拠ですので、日々勉強を。
ここではコミュニケーション能力における「人の話を聴く」を取り上げましたが、コーチングに於いて「人の話を聴く」場合では別の観点もありますので、興味のある方は勉強してみてください。