政治と経済。(第8翼)
これほど日本の企業が疑われることがあるかというくらいに、偽装が大問題となっています。
過去は、雪印乳業、三菱自動車と惨憺たる状態になっているにもかかわらず、偽装が横行し、ばれたら運が悪いという風潮は非常に異常だといわざるを得ません。
今問題が表に出ているということは過去に渡っても行われていると考えます。違うと否定されても、信用できません。偽装(犯罪)しているやつが何を言っても無駄です。
なぜにコンプライアンスがうたわれているのかは、ある意味不思議ではないでしょうか?
そもそも「まじめに、うそをつかずに、当たり前に」するだけのことです。私の嫌いな某稲盛和夫の言い分もこの点については大賛成です。
結局、企業首脳をはじめとした腐った状態が、不振を呼び、不況を呼び、規制強化を呼び、再び市場が不活性状態に陥る、負のスパイラルに陥っているわけです。
なぜこの単純なことがわからずに、不正を繰り返しているのか、浄化できないのか非常に不思議でなりません。まぁ、そうできない負の体質があるのでしょうし、トップがだめだからでしょう。業界がだめだからかもしれません。
しかしながら、再建する力というものは企業にはあるので、悪質でない限りは存続することに異論はありません。悪質な場合はつぶしたほうがよいと思っているのは事実です。ミー○ホープなんて、万死に値しますが。
閑話休題。
とかく、不正やごまかしという人としてすすめられないことをするやからがいるからこそ、規制をはじめとしたガードが多くなります。これが、経済の萎縮や消費の後退を促すのは自然の摂理でしょう。
昨年あたりに、新しく(または改正された)できた規制を考えると
- 改正建築基準法
- 改正貸金業法
- 金融商品取引法
あたりでしょう。いわずと知れた重篤な問題が発生し、一般消費者に対しても悪い影響を及ぼした業種です。
聞くところによると、投資信託一本買うのにも銀行で2時間話を聞かなければ買えないらしい・・・。
消費の指標と取れる建設業、そして民間クレジットに関する貸金業、一般投資者等を含めて影響を及ぼす金融商品取引法という、規正法不況へと突入してしまったわけです。
規制の内容にもよりますが、規制が不要とは言いません。規制があるからこそ悪質な業者や悪質な消費者を排除することが可能となり、業界等の発展に寄与しますが、過剰な規制は健全な発展をも阻害するということになっています。
規正法不況が落ち着くためには、いくつかあると思いますが・・・
- 落ちるところまで落ちる(あきらめ論)
- 法改正をする
- 省令等により定められるところは緩和する
- 慣れる
と、どうしようもなさそうな解決法を並べることができます。
現状にあれこれ不満を並べる前に、真っ当なことをして、道を切り開くのも大切だと思います。